雪を頂いた山々、熱帯の島々、都会の隠れ家、地方の邸宅などにある私たちのホテルにご滞在いただければ、私たちが故郷と呼ぶ場所と調和したリゾートの雰囲気を堪能していただけます。ご一緒に、当初の目的地をはるかに越える発見の旅に出かけましょう。
私たちは1995年の創業以来、ローカル コミュニティと生態系が確実に繁栄し続けられるようにするための、実践的なサステナビリティへの取り組みにご参加いただくようゲストに呼びかけてきました。こうした取り組みは、当社のアースラボでの蜜蝋ラップや廃棄物ゼロのキャンドル作りのワークショップから、サンゴの移植、カメの孵化の観察、ローカル コミュニティにおける女性のエンパワーメントへの貢献まで、多岐にわたります。
環境への配慮と社会的責任はシックスセンシズの理念に組み込まれています。贅沢な隠れ家とサステナブルな実践を両立できることを証明することが私たちの目標です。この取り組みの一環として、すべての新しいホテルでLEED(エネルギーと環境に配慮したデザインにおけるリーダーシップ)シルバー認証以上を取得することを目指しています。LEEDは世界で最も広く認知されているグリーン ビルディング評価システムであり、健全で効率性が高く、コストを節約できるグリーン ビルディングの枠組みを提供するものです。
サウジアラビアにある私たちの主力リゾート、Six Senses Southern Dunes, The Red Seaと、初となる専用ウェルネス リトリートSix Senses Vanaでは、LEEDプラチナ認証を取得しています。また、歴史ある宮殿の壁の背後にひっそりと佇む都会のオアシス、Six Senses Romeでは、サステナブルな設計と建設でLEEDゴールド認証を取得しており、エネルギーと水の可能な限り最高の効率性を実現しています。
当社では、廃棄物ゼロ、プラスチック フリー、炭素排出量削減に向けた継続的な取り組みの一環として、専任サステナビリティ チームがサステナブルな運営ガイドラインを策定しています。これにより、当社のすべてのリゾートで、経済的、環境的、社会的収益性のバランスをとることに注力し、常に受け取る以上のものを還元するよう努めています。
プラスチック フリーへの取り組みにおける重要な要素として、購買力を活かしてサプライヤーに働きかけ、責任あるプラクティスを推進し、環境に配慮した現地産の製品を優先して調達しています。この取り組みは、キッチンやハウスキーピングからスパまですべての部門に及び、一括購入、プラスチック フリーの配達、日用品の循環型回収スキームにつながっています。
すべての施設にアースラボを設けています。有意義かつ測定可能な、当社のサステナビリティ活動を発信するエコロジー エリアです。リゾートによっては、海洋生物や野生生物の保護、森林や農業の取り組み、現地の学校やコミュニティ プロジェクトの支援などが含まれる場合があります。またここでは、水、エネルギー、廃棄物などの消費データも示しています。
アースラボは、不要品や残り物の再利用のアイデアを提供し、廃棄物を財産に変えるパイオニアです。例えば、果物の皮を蒸留してハイドロゾルにし、リフレッシング化粧水、蚊よけ、芳香剤、化学薬品不使用のマルチサーフェス洗浄液に使用することができます。
イスタンブールのSix Senses Kocatas Mansionsでは、余ったフルーツ、お茶、野菜を発酵食品に変えています。こうした食品には、無駄を最小限に抑え、腸の健康を最大限に高める効果があります。同様に、Six Senses Douro Valleyでは、ピクルスやヨーグルトを作るワークショップでハーブを収穫したり、強力な天然抗生物質として作用する飲み物を作ったりすることができます。
私たちのリゾートにおいて、動植物の多様性は生態系の健全性にとって欠かせないものです。Six Senses Crans-Montanaでは、野生の花が咲く草原の再生を支援するため、昆虫ホテル2棟とミツバチの巣箱5個を設置しました。私たちの友である昆虫は、彼らが最も得意とする受粉作業に精を出し、その周辺は活気に満ちています。Six Senses Ibizaでは、現地の森林管理活動に協力し、島の広大な地域の在来種の樹木を植えて森林再生を支援しています。
陸上では、サステナビリティ チームがシェフや造園チームと緊密に協力して、オーガニック菜園、キノコ小屋、鶏舎を維持しています。各農園は、現地の果物や野菜の品種の生産性を最大限に高められるよう構築されています。また、歩行可能な区画を設けているため、探索したり、採集したりすることもできます。ベトナムにある当リゾートの先駆的な太陽光発電所は、Six Senses Ninh Van Bayに電気、有機野菜、温水を供給しています。オーガニック菜園のソーラー フレッシュカッツでは、巧みに配置された800枚のパネルの下で栽培が行われており、農場直送の究極のダイニング体験を生み出しています。
海では、モルディブのSix Senses Laamuで、115,000平方メートル(サッカー場16面分)の海草藻場を保護しています。浅瀬に広がる青い色合いのモザイクのような草原は、多くの種類の魚、エイ、サメにとって欠かせない生育場です。海草は、大気中の二酸化炭素を除去し、海岸線やサンゴ礁を保護し、それを餌とする絶滅危惧種のアオウミガメの生息地であり、サンゴ礁を清潔かつ健全に保つ「海の羊」のような役割を果たしているため、気候変動と戦う上で極めて重要な存在になっています。
詳細は、ラームの環境学習のための海洋施設(SHELL)で海洋保全の実践的な体験を楽しみながらお確かめください。楽しい時間は朝早くから始まります。Junior Marine Biologyプログラムでは、サンゴ礁でのガイド付きシュノーケリング、科学実験、そして自然保護ビデオを作成して冒険を記録する機会をご用意しています。
気候と戦う将来の戦士たち向けのアクティビティは、それだけにとどまりません。Grow With Six Sensesの一環として、当リゾートではさまざまなリゾートで「気候戦士」プログラムを提供しており、面白くて気軽にできるゲーム、アクティビティ、実験を通して、子どもたちが環境に優しいシンプルな習慣を学べるよう促しています。その目標は、次世代の人々に、気候擁護者として未来を形成する力を与えることです。
ローカル コミュニティの支援を通じて伝統の存続を図ることは、私たちの社会活動の中心となっています。オマーンのSix Senses Zighy Bay は、ディバ女性支援協会を通じて現地の女性起業家のビジネス活動を支援しています。ここでは、手で触れるナツメヤシの編み物、陶器の装飾、ヘナでの絵付けから、香り高いコーヒーやスパイスのブレンドまで、文化的な体験にご参加いただけます。タイのSix Senses Yao Noiでは、ヤオノイ島の女性クラブと共同でバティック絵画のレッスンを提供しており、その芸術を学び、美しいお土産を持ち帰ることで、ローカル コミュニティを支援することができます。
Six Senses Fijiの「Rise Beyond the Reef」では、フィジーの辺境地域の女性たちと連携し、伝統的な技術を使った美しい家庭用品や工芸品の制作と販売の方法を教えています。私たちはこうしたアイテムが大のお気に入りで、ヴィラやレストランの装飾に使用しています。また、当社のブティックでは最新コレクションを展示しています。それぞれの商品には物語があり、すべての利益は職人と農村コミュニティの支援に充てられます。
私たちは、Six Senses Ninh Van Bayの裏手の丘陵地帯を生息地とする、絶滅が深刻に危惧されているサルの群れ(黒脚ドゥークラングール)のモニタリングを行っています。生息地の保護と、その食性や行動に関する理解の深まりにより、その頭数は年々増加しています。当館に常駐する陸生生物学者が丘陵地帯へのガイド付きハイキングを主催しており、そこでは動物たちの活動を観察し、森林の生物について学ぶことができます。
Six Senses Fijiには、絶滅が深刻に危惧されている在来種であるフィジー クレステッド イグアナが生息しています。この特別な生物の生息数の増加に伴い、私たちはその安全を確保し、ヴィラとスパの間の生息地が元の状態のまま維持されるようにあらゆる努力を払っています。Six Senses Yao Noiでは、タイランド ホーンビル プロジェクトと提携し、島を象徴する鳥類の保護に努めています。その生息数の増加を支援する一環として、VIPの居住者は、特別に作られた巣に住み、在来の木で育った大好物の果物を食べることができます。
シックスセンシズ コンダオ、シックスセンシズ カヌフラ、シックスセンシズ ジギーベイ、シックスセンシズ ジル パシオンなどのリゾートでは、赤ちゃんカメに出会える機会が大きなイベントとなっています。絶滅が深刻に危惧されているタイマイとアオウミガメは、毎年私たちの海岸に戻ってきて産卵し、私たちはその過程をモニタリングし、支援しています。シーズン中は、ウミガメのチームに加わって営巣地を訪れ、この自然の光景を直接体験することができます。
地球温暖化と気候危機によってサンゴは脅威にさらされており、それがサンゴの白化現象と呼ばれる現象を引き起こしていることは広く知られています。その状況を改善するため、Six Senses Zil Pasyonに特別に建設された海中養育場では、熱に強いサンゴの品種の成長を促し、それをサンゴ礁に再移植して、健全で自立した生態系を創り出すことを目指しています。
シックスセンシズ ラームの海洋保全イニシアチブであるモルディブ海中研究所(MUI:Maldives Underwater Institute)では作業が進行中で、サンゴの産卵に関する研究から、海中音の重要性とサンゴ礁の健全性との間の相関関係が明らかになりました。科学者や自然保護活動家たちは、サンゴの幼生や動物プランクトンが、裸地化したサンゴ礁と健康なサンゴ礁の違いを聞き分けることができ、自然に健康なサンゴ礁に向かって泳ぐことを明らかにしました。つまり、動物たちの出す音や活動が多ければ多いほど、サンゴ礁はより健全であるということです。
シックスセンシズのすべての施設およびリゾートは、ホテルの総収益の0.5%とぬいぐるみマスコットの売り上げで構成されるサステナビリティ基金を管理しています。基金は野生生物や生息地の保護からローカル コミュニティや職人の支援に至るまで、重要な地域活動への資金援助に充てられます。詳細は、専用のSustainabilityページでご説明しています。